歌手はスコットランド人でしょう。Rは舌先を震わします。thereがゼアではなくゼール、whereがホエアでなくホエールになります。


Loch Lomond ハイランド南西麓にあるUK最大の湖  lock [lɔk ] = lake Scot.では[lɔxロッホ]

 1 By yon bonnie banks,     

あの美しい岸辺 

And by yon bonnie braes [ bréi ],  

あの美しい山麓

Where the sun shines bright on Loch Lomon’,  

ローモンド湖に日が照るところ

Where me and my true love  

そこに僕と恋人が      

Were ever wunt(=wont) to gae [géi] (=go),  

いつも通っていた

On the bonnie, bonnie banks o’ Loch Lomon’.

美しいローモンド湖の岸辺に

 2  O, ye'll [jí:l] tak’ the high road  

おお、君は上の道を行け、

And I'll tak’ the low road, 

僕は下の道を行く

And I'll be in Scotland afore ye;

僕がスコットランドに君より先に着く

But me and my true love 

だけど、僕と恋人は、

Will never meet again

もう二度と会うことはない

On the bonnie, bonnie banks o’ Loch Lomond.

あの美しいローモンド湖の岸辺では

 3  '(I)Twas there that we parted 

あそこで僕達は別れた

In yon shady glen,  

あの日の陰った谷間 

On the steep, steep side o’ Ben Lomon’,

ローモンド山の急な斜面で

Where in purple hue 

そこで紫の色合いに染まった

The Hieland hills we view,

ハイランドの丘を私達は眺め

And the moon comin’ out in the gloamin’. 

月が黄昏の中に昇っていた

2 Refrain

4  The wee(= little) birdies sing 

小鳥が歌い  

And the wild flow’rs spring,  

野の花が咲き

And in sunshine the waters are sleepin’,  

陽光の中に湖水が眠っている

But the broken heart it kens (=knows) 

だが、傷心の心は決して知ることはない 

Nae [néi] (=no) second spring again,  

次の春を再びは  

Tho' (ugh) the waefu’ (= woeful ) may cease frae [fre ](=from)their greetin’. 悲しむ人達が嘆くのを止めることはあっても

 2 Refrain 

                  

 英国軍との戦いで捕らえられ死刑を待つスコットランド兵士が、故郷と恋人を思う歌との説があります。「low road」とは、自分が向かう死者の道で、生き延びて地上を帰る仲間より、霊魂となった自分の方がスコットランドへは先に着くという意味。ケルト文化には、「故郷から離れた土地で亡くなった者には、妖精が魂を地下道で故郷まで案内する」という信仰があるという。スコットランド人にとっては第二の国歌であるようです。