映画の中ではエルトン・ジョンがこの歌を歌っている。
Pinball Wizard The Who 1969
1
Ever since I was a young boy, I've played the silver ball
僕は少年の頃からずっと銀球遊びをしてきた
From Soho down to Brighton, I must've played 'em all
ソーホーから遠くブライトンまで、あらゆる所でゲームをやってきた
But I ain't seen nothin' like him in any amusement hall
でも彼のような人はどの遊技場でも見なかった
That deaf, dumb, and blind kid sure plays a mean pinball
あの耳も口も目もきかない少年は上手いピンボールをする
2
He stands like a statue, becomes part of the machine
彼は銅像のように立ち、機械と一つになり
Feelin' all the bumpers, always playin' clean
全てのバンパーを感じ取り、いつも鮮やかなプレイをする
Plays by intuition, the digit counters fall
直感でプレイし、数字計は落ちていく
That deaf, dumb, and blind kid sure plays a mean pinball
あの耳も口も目もきかない少年は上手いピンボールをする
3
He's a pinball wizard, there has to be a twist
彼はピンボールの魔術師、何か一捻り裏技があるはずだ
A pinball wizard's got such a supple wrist
ピンボールの名人はとてもしなやかな手首を持っている
How do you think he does it? I don't know!
どうやってあの技を使うのだと思う? 分からないな。
What makes him so good?
どうしてあんなに上手いのだろう。
4
Ain't got no distractions, can't hear no buzzes and bells
気が散ることもない。雑音やベルも聞こえないのだから
Don't see no lights a-flashin', plays by sense of smell
灯りが光るのも見えないし、嗅覚でプレイしている
Always gets the replay, never seen him fall
彼はいつもリプレイをもらえるし、アウトになるのを見たことがない
That deaf, dumb, and blind kid sure plays a mean pinball
あの耳も口も目もきかない少年は上手いピンボールをする
I thought I was the Bally table king
僕がバリー球戯台の王様だと思っていた
But I just handed my pinball crown to him
でも、もう彼にピンボールの王冠は譲ったよ
5
Even on my favorite table, he can beat my best
僕の気に入りの台でさえ、ベストを出しても彼には負ける
Disciples lead him in, and he just does the rest
弟子達が彼を連れてくると、後は彼が取り仕切る
He's got crazy flipper fingers, never seen him fall
彼は物凄く素早い指を持ち、負けるのを見たことがない
That deaf, dumb, and blind kid sure plays a mean pinball
あの耳も口も目もきかない少年は上手いピンボールをする
◆フリッパー FLIPPER
通常プレイフィールド下部の左右一対にある、ボールを弾き返すバット状のようなパーツ。ゴム製のラバーが巻いてある。台側面左右のボタンで上げ下げでき、ボタンの押しっぱなしで上げたままの状態にすることができる。また、古い呼び名でピンボールマシンそのもののことを“フリッパーゲーム”と呼ぶこともある。
◆バンパー BUMPER
大抵はフィールドの上部・中部端にあり、ボールが触れると勢い盛んにドカドカ弾き飛ばす円筒形の装置。尚、弾き飛ばす機能の無いちっちゃなキノコ型バンパーのことを区別して“マッシュルームバンパーと呼んでいる。
[ピンボールの基礎知識&用語解説~パーツ編より]
◆Bally: Bally Manufacturingバリー工業
米国の会社で、ピンボール、スロットマシンの制作から始まり、後にカジノ、ヴィデオゲーム、ヘルスクラブ、テーマパークに事業を拡大した。1996年にヒルトンホテルに買収されたが、そのブランド名は今でも使われている。
◆ Pinball Wizard「ピンボールの魔術師」
イギリスのロック・バンド、ザ・フーが1969年に発表した楽曲。メンバーのピート・タウンゼントが作詞・作曲した。ロック・オペラ作品として知られるスタジオ・アルバム『トミー』からの先行シングルとしてリリースされた曲で、『トミー』のストーリーの中に組み込まれている。
三重苦の少年トミーを主人公にした物語『トミー』は若者、またはピート・タウンゼント自身の孤独や苦悩を反映させたスピリチュアルなもので、タウンゼントが傾倒しているインド人導師ミハー・ババの影響が初めて作品に顕著に現れたものである。映画、ミュージカルにもなっている。 [Wikipediaより]